「全道停電は人災」,クールに言えば,「お互い様」。

生産拠点を集約して,人材と経営資源を効率的な(最新の)生産手段に集中投入することによって,生産性を上げることができますね。非効率な時代遅れの生産手段をスクラップにすることは,理にかなっています。

ただ,生産性の向上とリスク管理は,時として相反する行動を要請します。集約や経営資源の集中投入は,将来の不確実性に対する備えを要求するという意味で,ハイリスクハイリターンであり,残念ながら,北電さんは,この「選択と集中」のリスク面を忘れていた,という批判も,間違いではありません。

と,この「選択と集中」は,とりあえず短期的な収益を上げたい経営者には魅力的で,どこの事業者もやっていることではあります。電気事業者が,発電所を1か所しかもっていなかった,ということと,他の事業者が,送電線1本に頼って生産活動を行っていた,ということは,目先の利益のために,冗長化によるリスクの分散をお忘れになってしまった,という意味ではかわりありません。

どちらか一方がこけても,飛び続けられる,飛行機はリスク管理のお手本です。

当事務所でも,人様のことを偉そうにあれこれ言える立場にはなく,ホームセンターで発電機を買ってこようと思いますが,これもガソリンがないと役に立ちません。