長距離バスは疲れそうなので,JRで途中まで行って,路線バスに乗り換えることにして,結果として裏目に出る。

だいたい,午前中,札幌→旭川に向かうJR(特急)と,夕方に旭川→札幌に向かうJR(特急)は,かなりの確率で,中国人と思われる大めいわく集団に遭遇してしまうことが多いのですが,出張の帰り,朝の稚内行き特急宗谷も,運悪く,それに当たってしまいました。指定席のはずなのに,勝手に人の席に座っているし,マナーモードなんて眼中にないのか,大きな音を立ててゲームにいそしんでいる子供,大人は大人で,名寄から先,乗客も少なくなったころから,あっちこっち席の移動して,スマホで動画を撮って実況中継,やりたい放題,の迷惑集団です。車掌も,相手が外国人であるからなのか,見て見ぬふりです。

経営の苦しいJRにとって,いくらインバウンド歓迎とはいえ,マナー劣悪な旅行客は,観光公害です。

それにくらべ,バス路線は,まだ,そうした「公害」が進出していないので,たすかります。

幌延からはやっと解放されて,路線バスの旅ですが,地方のバス待合所は,なんとも,古めかしい,昔の国鉄の駅の出札口のようなたたずまいです。

車内は,設備も新しく,待合所の雰囲気とのギャップがあるのですが,バスに乗ってくる小学生,中学生の多くが,「よろしくお願いします。」,降りていくときは,「ありがとうございました。」と,運転手に挨拶していく姿には驚きました。地方路線,あなどりがたし,です。

消費者は,利便性にお金を払う。

安全性の維持は,経営資源の振り方の問題で,基本,値上げを正当化しない。値上げを正当化するのは利便性の向上であって,早くも快適にもなっていないのに値上げすると,利用者にそっぽ向かれますよ。

大丈夫ですかね。JR北海道。

新千歳からの戻り,エアポート快速が来年の3月のダイヤ改正で,12分間隔に本数が増えたり,「特別快速」ができたりして,便利になるそうです。で,それだけ?

札幌(旭川)から稚内までの時間は,一向に縮まりません。それでも,ないよりはましなのが,現実です。

かたや,LCC,千歳の手前で,「新千歳空港混雑により」,およそ1時間,上空で待機です。あの狭い空間に閉じ込められて,さすがに厳しいのですが,あの値段では仕方ありません。着陸後,駐機場にとまったとたん,「please remain seated until the captain turns off the seat belt sign」のアナウンスなんて,聞きもしないで,外人のおっちゃんが,荷物を下ろしにかかります。日本人も,続きます。ささやかな,抵抗です。

鉄道を廃止してバス路線に転換することは,結局,地域の公共交通機関を維持することにはつながらないと思われる現実(北海道新聞から)。

”道内路線バス 運転手不足で減便、廃止相次ぐ 札幌圏でも動き 「企業努力にも限界」”

旧天北線代替バス存続危機 輸送量足りず補助打ち切り 沿線の大幅負担増必至

道南バス「ひだか号」廃止方針 唐突な通告「あまりに急」「不便で不安」

使わないから,などと言って,廃止してしまうのは簡単ですが,人手不足の今,バス路線を維持するのはそれ自体がすごく大変ですよ,ということです。