一昨日は稚内空港発着便は欠航,昨日は道央道の岩見沢以北深川あたりまで通行止め。雪(吹雪)です。

北海道は,雪,吹雪による交通障害は避けて通れませんが,新千歳空港の滑走路がクローズになると全国ニュースですが,稚内空港がクロースになっても,道内ニュースにすらなりません。

空港の入国審査や保安検査場の長蛇の列と,雪で滑走路が使えなくなる北海道の空港の脆弱性は,観光を主要な産業と位置付けるのであれば,早急に改善していただきたいところです。そういえば,稚内空港は,滑走路を伸ばして冬期の欠航率が低下した,とお聞きしましたが,除雪が間に合わないのは,滑走路の問題だけではなさそうです。

イベントの開催が重なって,受験シーズンにホテルがとれない,と,受験生がお困るとのニュースがありましたが,外国の大型連休だとか,札幌でイベントが重なるこの時期,札幌近隣のホテルは予約がとれないので,その間の札幌出張は避けるようにしています。目先の売上げだけを追っていくら外国人観光客を取り込んでも,一方で,国内のリピーターに敬遠されるようでは,「爆買い」同様,持続的な成長を見込むのは無理でしょう。

日本海側は大寒波,記録的積雪のニュースですが,宗谷地方は,幸いにして,ここ数年に比べ穏やかな雪の量です。

ここ数年,年末までに一度は,屋根の雪下ろしをしていましたが,今年(今シーズン)は,まだ,屋根の上の積雪を心配するほどではありません。ただ,不思議なことに,ちょっと南に下った,天塩とか羽幌の方が,暴風雪状況で,いわゆる前後左右真っ白,の状況が頻発しているようです。

最北の稚内は,本来この程度,だそうです。

複数の多国籍企業がメキシコへの工場移転をやめますとか,アメリカに投資します,とか,トランプ氏のツイッターには,それなりの効果があるのか,あるいは,もともと計画されていた事業再編の一種で,タイミングよく発表したに過ぎないのか,いろいろご事情はありましょうが,一つ言えることは,けっきょくのところ,国内の雇用が流失せず,あるいは,新規に創出されることになったではないですか,ということです。

一方で,日本の多国籍企業はといえば,国内の雇用を減らし続けています。その原因の一つは,生産拠点が労働力の安い外国に移転していることであり,国内で生産するとコストが高い,という成長戦略的には至極もっともな理由ですが,日本で生産(労働力を雇用)しなければ,個人市場が冷え込んで当然です。

日本の専門家的には,トランプ氏のつぶやきは企業の自由な生産活動を妨げるもので,「もっと勉強してください」ということになりますが,市場メカニズム,「自由貿易,国境を超えた資本の自由な移動」に委ねれば経済はバラ色,安い労働力のところに生産拠点を移せば市場競争力が高まる,という単純な頭は,結局,一企業,それも,金儲けのための論理です。

一方で,雇用が喪失(流失)すれば,いかに製品の国際競争力が高まって安い製品が提供されても,所得がなければ購買力がないわけですから,失業者には何らの意味もありません。トランプ氏のつぶやきは,商売をするなら,そこでお金も落とさなければ,消費(市場)も育たないし,経済ははまわらない,という,健全な経済を維持するための「お金の使い方」の論理です。

個人消費の拡大,というと,すぐ賃上げの議論になる日本ですが,「賃上げ」だけで大企業が地方に来なければ,ただでさえ規模の小さい地方企業が雇用創出の中心的役割を担わざるを得ず,また,一次産業には賃上げそのものが無縁であり,雇用の受け皿としても限度があり,結果として雇用機会そのものを減らしています。「金儲け」の論理には明るくても,お金の使い方の論理を知らない(BSの資産項目と自己資本が膨れ上がって,内部留保をため込んでいると言われる)日本の企業や専門家の「知性」より,「勉強が足りない」等ボロカスに言われるトランプ氏のつぶやきの方が,まあ,その言い方や,そもそもつぶやくことがいいかどうかはともかくとして,地方経済的には,しっくりきます。