日本の最北の地では,もはや気温もビジュアル的にも真冬の様相で,このまま冬かとあきらめていますが,首都圏で11月に「積雪」というのは,やはり,何かおかしなことが(大きな変化が)起きているのでしょう。
それにしても雪に弱い,といわれる首都圏の交通システム,自動車については,国交省は,チェーンもつけず冬タイヤもはかずに雪道でスタックして立ち往生,通行止めの原因を作った車に対して罰金検討,というニュースがありましたが,シャーベット状の雪が道路を覆っていたり,ヘッドライトに照らされてきらきら光る凍結路面では,スタッドレスでも滑ります。
滑った結果,今回の「積雪」でも,ニュースになるのは物損事故ですが,スリップしてコントロール不能になったとき,その先に歩行者がいれば,重大事故は避けられません。
いつ冬タイヤに変えるか,毎年悩みどころ(早すぎれば,タイヤの減りが早いし,燃費も悪いので不経済。)ですが,「雪」の一文字があれば,「ここまで降るとは(予測不能)」は,昨今の「厳罰化」の流れを考えると,言い訳として通用するか疑問です。
北国でなければ,スキーや温泉が趣味の人でもない限り,冬タイヤは縁遠いものですが,運転していれば,路面状況はわかります。あの,パワステとは違う,妙な軽さ,そうなったら,ゆっくりスピード落としてそろそろ行くしかありません。目の前に急にカーブが現れたら,冬タイヤでも対応不能ですが,冬タイヤを履いていても,ハイビームにしてコントロールできる程度のスピードで,ゆっくりゆっくり,行くしかありません。