本日,
道路通行止め情報
国道238号線宗谷岬~猿払村
国道40号(朝日~豊富町)
市道声問更喜苫内線(声問ミルクロード 国道40号交点~養護学校付近)
市道声問1号線(声問ミルクロード 声問大沼通線~白鳥大橋~道道稚内幌延線交点)
市道富岡23号通(富岡5丁目25番地先~声問更喜苫内線)
国道238号(声問~宗谷岬)
は、吹雪のため通行止めとなりました。
また、道道121号稚内幌延線(声問~沼川)は、吹雪のため15時00分から通行止めとなります。
つまり,稚内市は,「ほとんど」陸の孤島です。
市内の路線バスも全部運休で,車の運転も危ういので,当事務所は,午後から「休業」です。
宗谷本線は動いています。でも【運転見合わせになったようです。】,1日10本あるかないかの列車は,3月末から,さらに減ります。単純に,新幹線が出来るから,です。
営業係数やら,紙面上の理屈で鉄路がなくなると,困るんです。道内のニュースは,新幹線が開業することの引き替えの代償に,全く触れません。よほど札幌の経済界が恐ろしいのか,開業ムードに水を差す,とか言われると,売上げに響くのでしょう。
常識的に,700キロ向こうに新幹線が来ても,「波及効果」など,何もありません。ただ,なぜか,列車の本数が減り,特急列車で車内販売がなくなり,枕木は代えてもらえず,天塩中川と幌延の保線要員は撤収して,100キロ以上,宗谷線は保線要員なしの区間になります。北海道新幹線開業の「おかげ」だそうです。
昼に稚内をでた「サロベツ」が,南稚内と抜海の間で4時間以上も立ち往生(抜海駅のポイントが変わらなくなったそうで。),その間,線路に雪が降り積もって稚内から除雪車を出す,事態になっているそうです(でも,たしか,冬場は,抜海駅に保安要員さんがいらっしゃるような気もするのですが。)。新幹線のポイントは,暖めたり,エアジェットで氷を吹き飛ばしたり,新技術てんこ盛りだそうですが,ポイントが動かなくなると困るのは新幹線も「サロベツ」も変わりません。「新幹線が優先」では,東京(札幌)一極集中と変わりません(というか,JRさんは,「選択と集中」という考えを,儲かる都会と新幹線に集中,でいい,ことを意味すると誤解されているようです。)。
人も,仕事も,国会議員も,放っておけば,どんどん東京(道内では,札幌)一極集中。
東京で政策考えている人や裁判所で理屈ばっかりこねている人は,地方で何が起きているか,本当のところ,わかっているんでしょうか。
たとえば,今日,心疾患の急患が発生したら,ドクターヘリも着陸は難しいでしょう。
循環器の常勤医がいる都市部に住んでいて,「陸の孤島」で生活したことのない先生方に,地方の問題に取りくんで頂けることは期待できませんし,「東京一極集中」が進めば事態はさらに悪化します。