北海道から東京で決められる経済政策を見ていて思うこと。

今日の道新の記事ですが,日銀,初のマイナス金利,市中貸出金利の低下と貸し出しの拡大を狙った政策だそうです。

一方で,これも道新の記事ですが,JR北海道では,道内全区間で赤字,また,乗客1日10人以下の駅が,全体の3割(159/453駅)だそうです。稚内~旭川間の宗谷線では,見た感じ,乗客1日10人以下だろう,という駅は珍しくありませんが,事業として成り立っているかどうか,冷静に考えれば,厳しいということになるのでしょう。

金利を下げれば,あるいは,市場にマネーを注入すれば,利子が下がり,あるいは,貸し出しが増えて,というのは,そこに,使う人,借りる人,あるいは,リスクをとって事業をする人や金融機関が存在する,という前提がなければなりたちませんし,原野にいくらお金をまいても何も起きません。マクロ経済学は,極端な人口減少によって市場や社会が消滅の危機に瀕している状況を,全く想定していませんし,そもそも,経済モデルの前提とする仮定が,そうした人口減少社会とは矛盾するものなのですが,なぜか,一度,何かで権威付けがなされると,何の疑いもなくそれによってしまうのは,どうにかしてもらいたいところです。

人口や事業者を増やすのは一朝一夕には行きませんが,金融機関の貸し倒れリスクに対する考え方を改めることは是非とも考えていただきたいし,何より,預金者サイドも,銀行(金融機関)だから安心,安全と言った昔ながらの,今となっては,過度な,要求は放棄すべきでしょう。

茅沼駅の鶴

とにかく,お経のように「安全,安心」ばかりを言っているようでは,お金も回らないし,経済もよくなるわけがありませんし,貸し出しも増えませんし,期待物価上昇率も増加しませんし,デフレも脱却しません。

稚内では,年明け以来、ほぼ曇り、日照時間は30日間で合計21.6時間、平年比51パーセントです。

年末まではほとんど雪らしい雪がなかったのですが、年明けから、やはり、北国であることを実感させる天候です。

とはいいながら、先日以来、何度か、北海道付近で急速に発達する低気圧で、「全道的に大荒れ」のニュースが続きましたが、あまり、影響はありません。いつも通り、の、どんより曇り空です。

ただ、気温は、若干、低め、でしょうか。何度か、事務所の水道の凍結が危惧される(特に、週末)くらい、下がっています。夕方の兜沼駅

つい2,3日前に、オホーツクでは流氷初日のニュースがありました。まだ、寒さは当分続きそうです。

 

 

初日の出,どころか,宗谷湾は地吹雪で前も後ろも見えず,やむなく断念。ご来光は期待できないので,いつものカーブで冬の風物詩を撮影。

積雪のシーズンなりますと,鉄路の方はラッセル(宗谷線では,定期運行),道路の方は,開建の除雪車が走ります。開建の方は,確かに,除雪していただけると格段に運転しやすくなるのですが,不用意に除雪車とすれ違いますと,除雪車が巻き上げる雪煙で,一瞬(感覚的には,7秒くらい)前が見えなくなります。

とはいえ,ブレーキを踏むわけにもいかず(後ろから車が来ていたら,アウト),開建の除雪車をみたら,かなり先回りしてスピードを落としておく必要があります。特に,早朝は一斉に除雪が始まるので,要注意です。

移動手段,ということだけを考えれば,今の道内の除雪体制を前提にすれば,道路でも相当のレベルにあることは間違えないのですが,どうも,歴史なのでしょうか,実績なのでしょうか,鉄路があるのとないのとでは,やはり安心感は違います。

抜海駅151231-2

そういう意味では,「駅」も,また,筆者は,山小屋や避難小屋に通じる妙な安心感を覚えます。

これは,移動手段としての役目を終えたかどうかとは別問題で,人が地方で暮らすには,そうした安心感は必要に思えます。