平成27年3月31日をもちまして,スーパー宗谷(全列車)の車内サービスは終了しています。「サロベツ」にある自動販売機も,スーパー宗谷にはありません。
飲み物や弁当の車内販売のサービスはありませんので,と言われても,2,3時間の移動ならともかく,5時間に及ぶ車中行のなか,食べ物も水もない,というのは,何やら砂漠で遭難する気分です。
故に,「お買い物はあらかじめ駅で済ませてください」というアナウンスなのですが,途中で欲しくなっても困るので,とにかく何かしいれておきたくなります。
たしかに,帳簿上は,社内販売の人件費は,車内販売だけでペイするのは難しいでしょうし,だから「採算が取れない」という会計上の理屈ではそうでしょうが,帳簿上の数字だけで企業のパフォーマンスを判断しようとする,帳簿上に現れない企業行動の価値につい適正な評価しない,典型例です。 今季シーズンの始まりにあたり,5時間の移動の中で,一切,そうしたサービスのない汽車旅を,観光客は受け入れるのでしょうか。
そういえば,ここ,S駅の駅ナカのカフェ。注文しようと待っている客をそっちのけで,レジの担当者は,何やら,伝票をピンにさすやり方を,新人と思われる人に指導中です。後輩への指導熱心はいいですけど,本当に,やる気あるのかね。