この時期,国道40号の音威子府~中川間の天塩川沿いと,国道275号の美深峠を抜ける道は,午後から夕方が見ごろです。全道的に,「10年に一度」的紅葉かもしれません。

この音威子府と中川町の間の国道40号はくねった山道で,たいてい,とりあえず,通過する,なるべく早く抜けたい,という願望が先に立ち,ゆっくりと風景を楽しむ余裕がないところでして,特に夕方,こういう,「シカなどの野生動物が多数出没する区間を走行」(宗谷線では,おなじみのアナウンスです。)するときは,さっさと通り抜けるにこしたことはありません。

 

しかし,なんども通っていても普段気が付かないところ,なんともカラフルな,黄色,だいだい,黄緑,の模様が山肌をおおって,この風景が,20キロ近く続きます。天塩川には,最上川のようなライン下りはありませんが,そういうインフラ(?)があれば,さぞかしいい眺めのはずです。   ただ,おしいかな,そういう風景に立ち止って目をやるドライバーさんたちは,いません。みなさん,「さっさと,通り抜ける」派の方たちばかりです。沿道に立ち止って,カメラを向けるような風流人(物好き)は,皆無です。

だいたい,宗谷地方から,旭川・札幌方面に用事のある場合,陸路では,海沿いのルートか,国道40号を使うのが普通で,美深から幌加内,深川方面に抜ける275号を使うことは珍しいのですが,そういう「メインルート」を外れたところにも(こそ),見どころがあります。   朱鞠内~幌加内の豪雪地帯を抜けるこのルート沿いは,一面そば畑の広がるそばの名産地で,茨木の金砂郷などと同じように,そば屋さんには道内各地から(筆者のように,稚内からも)そばを求めて多くのそば好きが集まります。

ただ,残念なことに,そのうちの1軒のお蕎麦屋さんが今月で店じまいです。 家庭の事情(で都市部に引っ越される)ということですが,こうやって地域の経済活動がしぼんでいけば,雇用が失われ,それがまた地域の人口減と産業の衰退を招く悪循環になります。どこかの総理大臣が,「やる気になればできる」とか言っていましたが,地方では今,高齢化と後継者難,そして,こうした人口の流出で,本来,「やる」べき人がいなくなってしまっている実情を,ご存知なのでしょうか。   ちなみに,「メインルート」を外れたところ,という意味では,稚内近くの勇知近辺もその一つですが,勇知跨線橋の上は,知る人ぞ知る有名な撮影ポイントです。

 

11月号の「HO(ほ)」,「とりあえずお出かけ,秋の気ままな週末旅」の特集ですが・・・

なるほど。表紙を見ますと, 「長沼・由仁おいしい散歩道」 「ノスタルジックに江別・岩見沢」 「風に吹かれて,空知ワイナリーめぐり」 なんとも,秋の行楽シーズンには,魅力的な,しかも,週末お手軽旅行とくれば是非とも行きたいところですが,「札幌から1時間ちょっと」,ここ稚内からと言えば,日帰りで行くとすれば,朝の4時起きで,国道40号をひた走り,あるいは,国道232号でもいいですが,とにかく,最寄りのインターまで200キロ近くを走りぬけ,道央道にのって,「1時間ちょっと」,で,そのままとんぼ返りで,だいたい暗くなって帰宅です。 とても気楽な週末旅どころではないですが(かなり,過酷なドライブ),それはそれ,話のネタには事欠きませんので,それなりに楽しもうと思えば楽しめます(1時間ちょっとで手に入ってしまうと思うと,「まあ,いいか。」となって,結局,足が遠のいてしまうのが人情です。)。

旭川周辺では,上川や美瑛,東川も頑張っておりますので,お出かけ先にはことかきません。当然,毎週末のように,道内を駆け巡り,疲労することになります。

と,気がつかないうちに,こちら稚内も,山は色づいてきました。 裏山の稚内公園ですが,葉っぱの赤と,黄色,緑,それと青空とのコントラストが見事です。

ただ,どういうわけか,午後になると雲が出てきて,きれいな空が見えません。 この調子ですと,明日の皆既月食も,微妙です。

こちら稚内は穏やかでいいお天気なのですが,台風のおかげさまで,関東圏への出張はキャンセルです。

旭川,札幌あたりでは,夕方から運航再開されてから行けばいいでしょ,ということになりますが,稚内からではそうはいきません。 東京への直行便は1日1便,それ以外の選択肢は,というと,   バスで6時間かかって札幌(千歳まではプラス1時間)に出るか, JRで5時間かかって札幌(上に同じ)に出るか(→1日3本。) 自分で車を運転して千歳に出るか(→過酷。) 自分で車を運転して旭川(空港)に出るか(→こちらも,過酷。) 1日2本の飛行機(プロペラ)で千歳に出るか(→WOW! お値段はUnbelievable!),   とこういうことになりますが,タイミングが合えばJRでもありですが,現実的には,バスか車です。 結局,あきらめました。

北海道は,穏やかです。 全道的に,「秋」です。 道内的にはあまり見ない,と思っていました「里山」の風景ですが,ちょっとスピードを落として見まわしてみますと,田園風景,というわけではなさそうですが,なかなか,風情のある絵が見えます。 朱鞠内の峠,生い茂った木の隙間から見えた麓の風景です。 普通,全く気付かないで通り過ぎるところです。

収穫の後のそば畑でしょうか,幌加内にも,里山は健在です。

朱鞠内から幌加内,深川に抜ける国道沿いの風景です。 交通量は少ないですが,なにせ,猛スピードで車が往来するので,短時間での撮影です。

 

秋のレジャーシーズンですが,ニセコ駅前も,ツアー参加者とライダーで一杯です。 羊蹄山をのぞむ川では,まだまだラフティングのツアーやってます。

これは,今年度限りだそうです。

ちょっと「旬」を過ぎてしまいましたが,旭岳の紅葉。実は,山頂方面よりも,旭岳に向かう道路沿いにぽつぽつ見どころがあったりします。

旭川での仕事の帰り,大回りして,旭岳方面に行ってきました。 とりあえず,ロープウェイ駅から歩くこと30分,姿見池から眺める旭岳(というか,池に映る逆さ旭岳)です。

水蒸気が上がっていますが,特に普段とは変わりません。 実のところ,紅葉の見所はロープウェイの下,つまり,ロープウェイで上がってはただ通り過ぎるだけでは,やはり,自分の足で山に登らないと,「リターン」が得られない,という仕組みになっております。 が,帰りの道路沿いにも,結構な見所があります。 この辺,猛スピードでぶっ飛ばして行かれる車や,とりあえず,通り過ぎていく観光バスが大半ですが,やはり,ここも,自分で探しませんと,リターンが得られない仕組みになっております。

上の方まで行かなくても,忠別ダム沿いの道にも,結構,きれいな風景があります。 ただ,写真撮影の際は四方八方気を配りませんと,危険です。すぐそばを猛スピードで車が通り過ぎますので。