情報を与えるには,なぜ,誰に,何を,どういうタイミング(方法)で,を考えませんと,有益な情報も,時に有害なものになったりします。

 

所用で札幌に出たときのことですが,電話連絡をしなければならず,駅で途中下車し,携帯を出して,さて連絡,というところで, 周りの音で,全く,会話にならない のです。これが列車のエンジン音や汽笛であればある程度は納得できますが,それ以外に,当然のことながら,列車到着のアナウンス,黄色い線まで下がって下さい,とか,発車番線,乗り場案内,乗車口案内,そしてこれが各方面(各列車)ごとに,ということになるのですが,それぞれ個々の情報としてはそれなりに有益でしょうけども,これが一斉に始まりますと,もはや何を言っているのかわからない,ただの騒音です。 あれだけうるさいアナウンスの中で,自分の必要な情報をピックアップして適切な行動をとるのは至難の業ではないかと思います。

一方で,本当に必要な人,たとえば,音でなければ情報を得ることができない方には,であればなおさら,情報の伝え方には工夫と神経が必要のように思いますが,結局,そういう決まりになっているからそうしている,というだけで,誰に,何を,なぜ,それが必要なのか,考えなしにただ情報を流しても,何の役にも立ちません。 それに,駅で降りた人は,次のアポの確認,ホテルやレストランの予約,切符の手配,いろいろ用があって,連絡に携帯電話を使うニーズがあっても不思議ではないはずですが,「駅」という空間においては,鉄道会社が音声情報の一切を「支配」し,それ以外の音声情報の存在を許さない(抹殺せんとする)と言わんばかりです。これが,観光都市か,と思うと,いささか気が滅入ります。

こちら,静かな岩見沢駅の夕方の風景です。札幌は都会のターミナル駅ですが,それはそれ,これはこれ,もう少し,静寂な駅の姿を取り戻してもよろしいのではないかと思います。 旭川の駅に着きましたら,雲が駅のガラスに映ってきれいでした。 駅の南側は再開発の工事中ですが,どういうかたちになるんでしょうか。

 

大雪山の紅葉が「10年に1度」という見事なもので,という報道があったとたんに大雪山ロープウェーに向かう道路は大渋滞だそうで…

確かに,「今だけ,ここだけ,あなただけ」が商売の極意である,というのもうなずけます。誰が「10年に1度」と確認したのかは知りませんが,土砂災害特別警報のように,何年に一度,とか言われるといっそう,「今だけ」感はますのかもしれません。ただ,言葉はインフレーションを起こします。何年に一度,もいろいろなところで使われますと,だんだん,その価値は目減りしていきます。   その,大雪山ほどではないかもしれませんが,天塩の国と石狩の国の境に位置する塩狩峠もだんだん秋らしくなってきました。ただ,さすがに9月では,例の,「極寒」感はありません。薄いジャケット一枚で十分です。

ここから先は石狩国,この峠を越えるとようやく旭川ですが(逆に,旭川方面から戻るときは,幌延の天塩川の橋をわたり,牧草地帯を抜けると宗谷です。),普段は列車で通過するだけ,道央道はここを通りませんのでゆっくり見たことはありませんでしたが,桜の名所(「一目千本ざくら」?)らしいです。

 

ただ,北海道が一番きれいなのは,やはり,これから冬ですかね。ただし,軟弱な筆者には,「冬」の季語は「こもる」,冬のアクティビティー,とか言われても,論理矛盾にしか聞こえません。

やはり,サラダといえば,ブラックペッパーかと。

実際のところ,サラダには,オリーブオイルとブラックペッパーがよくお似合いで,むしろ,大げさなドレッシングは,サラダの持ち味を弱めてしまう気がします。

とはいえ,ブラックペッパーを,サラダ用に置いてある店は皆無ですので,当然,持参しなくてはなりません。 マイ,こしょうです。

これでテーブルで,いきなりガリガリやり出すのは,若干気が引ひけるところではありますが,一度やり始めますと,ブラックペッパーの刺激的な香りが,最高です。 「サラダ」の文化が,北海道,特に漁業中心の沿岸部にはなさそうで,農村部と漁村部の文化の違いを感じるところです。 千歳からの帰り,高速で危うく居眠り運転をしそうになったので,深川で降りて,眠気覚ましに丘に登って風景写真を撮ってみました。結構遠くまで稲作地帯を見渡せます。 空知から石狩平野にかけては十勝平野と並ぶ「農村」地帯ですが,五穀豊穣を祝う収穫祭は,ちょうど今頃がシーズンです。大漁旗を連ねた「漁村」のお祭りが,どちらかというと夏場に多いのとは対照的です。

 

稚内から陸路で,だいたい千歳までが400キロくらい,深川からで200キロくらい(海沿いを行った場合)ですから,ちょうど中間点くらいです。 新幹線,とまでは行かなくても,成田空港から160キロで走る京成のスカイライナー並の交通機関でもあればこうした移動も楽でしょうけど,なにせ,北海道では高速交通網の充実は望み薄です。高速交通網があっても,そこから先の交通手段の充実がなければその御利益もままならないはずですが,道内の鉄道の性能向上は,新幹線に金がかかるので,中止,というほど,いまの時代,道内の利用者をほったらかして,津軽海峡を超えて新幹線をひっぱってくるために経営資源を投入する理由があるのか,はなはだ疑問ではあります。

横浜ですが,羽田から結構近いので,関東出張のときには,たまに横浜のホテルに泊まります。

そういうときは,あさ,早起きして付近を散歩したりしますが,ちょうど,大桟橋に大型客船「Diamond Princess」号が停泊していました。

 

最初は向こうの方にある建物かと思いましたが,さすが11万トンの客船です。赤レンガ倉庫が小さく見えます。

 

赤レンガ倉庫は立派な観光施設として有効活用されていますが,第2合同庁舎の裏手にある,これまたシックな赤レンガの倉庫,工事の準備ができていて,取り壊しの運命なのかもしれませんが,社名自体,歴史の重みを感じます。

 

朝食に向けてホテルに帰るところで振り向いてみますと,やはり,大きいです。   赤レンガ倉庫で,むかし使われていたそうですが,社名の表示からして,エレベーターの設備。 建物もアンティークですが,機械もアンティークです。

 

礼文島は,海岸線と,海の青(~緑)のグラデーションがきれいです。

稚内からですと礼文島は船で2時間の距離ですが,冬場はなかなか島に渡るのが難しいので行くにしても時期が限られます。地元でも利尻礼文に行ったことがない,あるいは,むかし1度行ったことがあるだけ,等々のお話はよく聞くところです。

一方,観光客は,といいますと,例年,関西圏からの観光客が多いようですが,最近では,中国語を話していると思われる熟年のご夫婦(中国本土からか,台湾からか,それ以外の中華圏からか,はわかりません。)を見かけることが多くなりました。

 

積丹から礼文にかけての日本海側は,断崖絶壁の連なる海岸線が魅力的です。海岸線が荒々しいのと対照的に,海の色は鮮やかです。砂浜海岸とはまた違った姿です。

 

離島から見る日本海に沈む夕日を一度見てみたいものですが(本土に近い,という理由からでしょうか,礼文では,フェリーターミナルとそれに近い宿泊施設は,島の東側(本土に面した方)にあります。),今日は,昼過ぎの船で戻らなくてはなりません。桃岩展望台への道が開通したら(9月3日現在,一般車両は通行止め。),海があれる季節になる前に,また,撮影に出かけてみようと思います。

ノシャップ岬の沖を行く漁船です。一般人にとっては,漁船といえば漁港に停泊しているものと相場は決まっていますが,ありがたいことに,フェリーに乗れば,こうして普段の漁船の姿を間近に見ることができます。